freeeを退職しました

はじめに

2022年7月31日付けでfreee株式会社を退職します.1年5ヶ月ぶり3度目の退社エントリーとなります.6月30日に最終物理出社をして貸与品を返却しました.短い間でしたが大変お世話になりました.今時なテック企業の使う技術群に触れられて多くのことを学べました.

 

なぜ辞めるのか?

私に及ばぬ点や至らぬ点が多々あり,正直なところ馴染めませんでした.ブリリアントジャーク問題もありましたが,私にはどうすることもできませんでした.組織として放置気味だったためか,私が所属していたエンジニアチームは1年数ヶ月で8割近くのメンバーが退職・離任・異動となり,信頼関係を築いたり親近感が湧く以前に,心理的安全性があるとは言い難い状態でした.

 

これまでの経験を活かせそうな他チームへの異動を申請していましたが,馴染めず碌に成果も出せていなかったのであっさりと却下されたので,1年待つくらいならと気持ちを切り替えて次を探すことにしました.

転職活動の振り返り

今回の転職活動は苦戦しました.現職での状況そのままを伝えるのでは中途採用の2大ポイント(定着するか・活躍できるか)を説明できなかったため,大半の企業からお祈りされました.カジュアル面談を経て,書類選考と1次面接まではパスしましたが,2次(最終)面接で現年収や希望年収を伝えると不採用というパターンが多かった印象です.それでも最終的には2社からオファーを頂きました.

次は何するのか?

面談や面接を通じて,この方々となら安心できて気持ちよく楽しく働けるであろうJ社にお世話になることにしました.自分自身の強みであるパブリッククラウドを前提としてネットワークやインフラも含めたアプリケーションの設計開発の経験を,非常に高く評価してくださり,期待の大きさに身が引き締まりました.

次の職場では既存システムをクラウドネイティブにフルスクラッチするプロジェクトを加速する役割のソリューションアーキテクトをやります.プロジェクトは始まったばかりで未着手の領域が点在しているとのことで,当面は道なき道を切り拓くような役割ですが,これはこれで私の性分に合っていると思います.

おわりに

募集要項と私のこれまでの経験(AWS・インフラ設計・アプリケーション開発・運用・開発基盤・チームビルディング・プロジェクト管理)とが偶然一致したのではないかと考えています.これが噂に聞く「転職2.0」のタグの掛け合わせなのかもしれない.あるときはワンオペだったり,あるときは泥臭くと,これまでにいろいろなことをやらせてもらえた賜物かもしれません.

次の職場では初心に戻り謙虚な気持ちで,チームに少しでも早く馴染んで,チームメンバーと共にプロジェクト完遂まで走り切ります.

なお開拓者ロールのほかに,SREの育成というなかなかハードなお題もあります.1人目のSREとしてゼロから立ち上げてやってもいいぞという方がいらしたら,是非ともお声がけください.