はじめに
2019年12月23日に有償トレーニングを受講する機会をもらえたので,Heroku Advent Calendar 2019の最終日のエントリとして感想文を書きます.
トレーニング受講のきっかけ
「年末のHerokuの有償トレーニングに参加しないか」と11月中旬ころに職場の同僚から声をかけられたので,2つ返事で受講することにしました.繰り返しになりますが,今回受講したのはHerokuアプリケーション開発(DEX701)というものです.通常の受講料は75,000円と個人ではなかなか負担できませんが,年内いっぱいのトレーニング受講の予算枠を使わせてもらえました.
trailhead.salesforce.com
Herokuとわたし
2011年頃にNode.jsをサポートしたPaaSとしてHerokuの存在を知りました.OAuth認証プロバイダと連携するWebアプリや,box・dropboxのAPIを使ったPoCのWebアプリ,趣味で書いたWebアプリなどを無料枠でちょっと動かすのには最適な環境だなと思い使っていました.またHerokuで動くアプリを書くうちに,Twelve-Factor Appの洗礼を受けました.この時からWebアプリケーションの設計や実装のレベルが数段上がったのを実感できました.ただ当時はPrivate Spacesなどがまだ無かったため,業務でガッツリと使うことはありませんでした.今後は案件でHerokuを使うこともあるでしょうから,今時のHeroku事情のキャッチアップと再入門との良い機会にしたいですね.
トレーニング内容
当時は9:30から休憩を挟みつつ17:30まで座学8割とハンズオン2割という感じでした.ただ内容の詳細をブログやSNSなどで公開することは許されていないため割愛させていただきます.
受講した雑感
一言でいうと私が期待していたものとは随分と違っていました.
良かったところ
やや広めの範囲を全般的におさらいできました.このところ忙殺されていたのですが,丸1日のんびりと過ごせました.
期待と違ったところ
このコースは基本的にはHeroku全く触ったことない初心者向けの内容のようです.前述の通りほんの少しはHerokuを使っていたのと,現職入社直後の1ヶ月間にSalesforce認定Platformアプリケーションビルダーの資格取得のためにHeroku Connectあたりまでは,Trailheadなどで勉強していました.このため目新しかったのはHeroku FlowやHeroku Pipelineだけで,全体的にはやや物足りなかったというのが率直な印象です.
ハンズオンもSF環境をわざわざ用意してくださったがために,Trailheadのバッチ取得には繋がりません.また割り当てられた環境によっては事前の設定が不十分だったため,ハンズオンができない人もちらほら.
一応公式の資格一覧にはSalesforce認定Heroku Architectureデザイナー資格のための推奨コースとはなっていますが,今回の内容では資格取得にはあまり役に立ちそうにありません.うーむ.
おわりに
もともとはAdvent Calendarに参加する予定はなかったのですが,社内のSlackチャンネルでHeroku Advent Calendar 2019が話題になり,Herokuつよつよ人材数名が投稿することになっていました.この時にはトレーニングに参加申し込みをしていたので,便乗して私も書いてみました.Advent Calendarに参加するのはこれがはじめてでしたが,Advent Calendar駆動でブログエントリを書くのは大変良い経験になりました.来年のAdvent Calendarには,Heroku案件をこなしてから参加しようかと思いました.