MacBook Pro (15-inch, 2017)での作業効率化のためにディスプレイを検討している.候補はLG UltraFine 5K DisplayとBenQ SW271の2機種.主な用途は本業でのプログラミング作業だが,趣味であるスチル撮影後のRAW現像や画像編集でも使えると尚のこと良い.
特徴
ざっくりとそれぞれの特徴を挙げて比較してみる.
LG UltraFine 5K Display
- 5K (5120 * 2880)
- 10bit
- Display P3というApple独自の色空間
- 14ms
- USB-Cポートのみ
- 電源供給あり
- MacBook Pro用にキャリブレーション済み
- 画面分割のためのLG Screen Manager
- スピーカ,マイク,カメラが内臓
- 156,384円 (税込)
BenQ SW271
- 4K UHD (3840 * 2180)
- 10bit
- Adobe RGB 99%カバー
- 12ms (GTG 5ms)
- USB-CのほかHDMIやDisplay Portなどでの入力も可
- USBハブやSDカードスロットあり
- 電源供給なし
- キャリブレーション済み
- 遮光フード付属,ハードウェアキャリブレーションによるカラーマネージメント機能あり
- 素早くモード切替するためのホットキーコントローラ付属
- 139,800円 (税込)
所感
LG UltraFine 5K DisplayはBenQ SW271に比べて77.8%も(20%ほど*1 )画面が広いのと,MacBook Proとケーブル1本だけでモニタ接続のほか電源も供給できて非常にシンプルになる点が秀逸.机ではUSBキーボード(HHKB or RealForce)を常時使うことになるので,モニタにUSB-C/USB-A変換アダプタ経由で繋げれば簡潔さも保てそう.
BenQ SW271はフォトグラファー/ハイアマチュア写真家のための道具として充実している.ブルーライト低減など画面モードの切り替えも一発で簡単にでき普段のプログラミング作業にも嬉しい.さらにキーボードや各種メモリリーダーなど既存の周辺機器の拡張性/親和性という点も惹かれる.ただしハードウェキャリブレーションまで実際にやるかどうかは懐疑的.デスク周辺にACアダプタを別途用意し繋ぐ必要があり,ポータビリティの低下がやや気になる.
どちらの機種も応答速度はいまいちなので動画視聴/編集には向かないかもしれない.価格面ではLG UltraFine 5K Displayは10%引,BenQ SW271は16,990円のポイント還元(見込み)なので,後者がやや値ごろか.*2
あとがき
そもそもは某所に自宅作業用のディスプレイを無心したが,標準ディスプレイはFull HDまでと断られてしまったので,自腹購入の検討を始めたのが本エントリーのきっかけだ.机の幅が1200mmしかなので2つは置けない.はてさてどうしたものか…
Full HDが標準なので4K/5Kはダメなのだと.それなら自前で買うしかないね…
— Toshiya SAITOH (@stoshiya) 2018年6月25日